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高級食パン専門店の閉店が相次いでいる。数年前に大流行した〝高級食パン〟が、今や消えゆく存在になりつつあるのだ。 5月19日、北陸を拠点とする高級食パン店『新出製パン所』が、自己破産を申請したことが判明した。同社は昨年11月に資金難で営業を停止し、半年後に廃業に追い込まれた。負債総額は約10億円という。
「高級食パンブームの火付け役だった『乃が美』も、昨年から全国で次々と店舗を閉めています。変わった名前のお店も多く潰れており、高級食パンブームはもう終わりましたね。原因としては、ブームに乗って出店しすぎたことや、人々が『そんなに美味しくない』と気づいたことが挙げられるでしょう」(週刊誌記者)
このことを証明するかのように、マツコ・デラックスと有吉弘行が高級食パンを批判した発言が話題になった。
2021年5月、『マツコ&有吉 かりそめ天国』(テレビ朝日系)で、有吉はパンについて「甘いのはダメだよ!」と強く主張し、マツコも「最近流行ってる食パンあるでしょ? あれ私苦手なんだよね」と同意。
有吉はさらに「バターと砂糖が多すぎる」と言い、2人は「あれはもうケーキだよね」と頷き合った。
するとインターネット上では、《私もあれ好きじゃない。一回で十分。また買おうと思わない》《もらったことあるけど、一口で気持ち悪くなった》《高級食パンの正体はただの菓子パン。高級なのは値段だけ》など、賛同する声が多く寄せられた。
まさかのマツコ・有吉コンビが高級食パンブームの終わりを予言してしまったのだ。
「『流行』という言葉には必ず流行り廃りがありますが、特に飲食業界はその入れ替わりが激しい世界です。タピオカミルクティー、高級食パンなど、ブームに沸いた専門店が次から次へと出現しては消えていき、新しい店に生まれ変わっています。最近では、しばらく流行っていた唐揚げ店も減ってきており、その代わりにアジフライ専門店が増えています。でも、これも長続きするか…」(週刊誌記者)

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