『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』は、12月22日に公開される予定のアニメーション映画である。この作品は、『少年ジャンプ+』で人気連載中のコミックス『SPY×FAMILY』の初の劇場版であり、映画オリジナルのストーリーとキャラクターが登場する。俳優の中村倫也と賀来賢人がゲスト声優として参加することも発表されたが、果たしてこの映画はファンの期待に応えられるだろうか。
原作の『SPY×FAMILY』は、昨年から2クールにわたってアニメ化され、大きな反響を呼んだ。10月からはSeason2が放送されており、12月には映画化も実現するという快挙を成し遂げた。
映画では、アーニャたちが新たな敵と対峙するオリジナルストーリーが展開される。悪役として登場するドミトリは、占い好きで臆病な性格を中村が演じる。また、ルカは、太めでツッコミ役のキャラクターを賀来が演じる。
「中村と賀来は、声優としても実績があります。中村は映画『100日間生きたワニ』で主人公の親友・ネズミ役や、実写映画『アラジン』で主人公・アラジン役の吹き替えを担当しています。
一方賀来も、実写映画『ライオン・キング』で主人公・シンバ役の吹き替えを務めています。オーディションで選ばれただけあって、歌唱力も高く評価されています。二人とも声優として十分な実力を持っているので、『劇場版 SPY×FAMILY CODE: White』でも原作やファンに対する責任感を持って演技してくれるでしょう」(映画ライター)
しかし、この映画化には不安要素もある。公開に向けて準備が進められている一方で、「SPY×FAMILY」の人気が下降気味なのだ。
例えば9月1日から『マクドナルド』のハッピーセットに「SPY×FAMILY」と『ちいかわ』が登場したが、「ちいかわ」ばかりが売れてしまった。「ちいかわ」のおまけは品切れになる店舗もあったというが、「SPY×FAMILY」は余ってしまったことから同情されていた。
さらに7月15日からは「SPY×FAMILY」の『一番くじ』も発売されたが、こちらも売れ行きが芳しくないようだ。
最悪なのは円盤の売り上げだろう。今年7月に発売されたアニメのDVDおよびブルーレイ1巻の初動売り上げは、約8,100枚と1万枚に届かなかった。アニメ放送時には高い人気を誇っていたが、今では人気が落ち込んでしまっている。このままでは、劇場版の興行収入も期待できないかもしれない。
劇場版が〝大コケ〟しないことを祈るばかりだ。
スポンサーリンク
コメント