NHK連続テレビ小説「あまちゃん」第146回の再放送で、視聴者を驚かせたグループ名があった。それはAKBだ。アイドルグループ「GMT5」が主人公・アキ(能年玲奈)の故郷・岩手・北三陸市にやってきて、地元の人々と交流するシーンがあったのだが、そのときにAKBの存在が明かされたのである。
GMT5は「アメ横女学園」というグループの下部組織で、作品内ではAKB48をもじっていることがわかる。アメ横女学園はシャドウと呼ばれる代役メンバーを使ったり(AKB48ではアンダー)、全メンバーが参加する「国民投票」(選抜総選挙)を行ったり、専用の劇場を持っていたりする。プロデューサーの荒巻太一(古田新太)は秋元康氏のように腕を組んでいることもある。AKB48のパロディが随所に見られるのだ。
しかし、作品内のヒットチャートにはAKB48の曲は一切なく、街中でもポスターなどを目にすることはない。作中で活躍しているアイドルグループは、アメ横女学園(とGMT5)だけのように見える。だからこそ、今回の再放送でAKBという言葉が出たときには、視聴者もびっくりしたに違いない。
実は「あまちゃん」には、AKB48の現役メンバーが出演していたこともある。それはアメ横女学園のメンバーではなく、アキの高校のクラスメートだった。
「物語の初めの第6回で、アキが東京の高校で孤立している様子が描かれていました。そのときのクラスメートの中に、4期生の藤江れいながいたんです。彼女は本放送の2013年には、第5回AKB48選抜総選挙でアンダーガールズ(32位)に入っていた中堅メンバーでした。『あまちゃん』では数秒しか映りませんでしたが、アイドルを卒業した後も女優として活動しています」(テレビ誌ライター)
AKB48のメンバーが生徒役で出演していたということは、作中の世界にはAKB48はいないということを意味していたのかもしれない。では、この第146回で言及された「AKB」とは、AKB48とは別のグループなのだろうか!?
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